楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

自分を「束縛する」のはやめなさい

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自分を誰よりも束縛するのは、自分です。

そのせいで、不調を「手放せない」。
でもそれに気づくと、不調のほうが離れていく。

そんなことが、珍しくない。
それどころか、そんなこと「だらけ」です。


以前……

 


「私はヘルニアなので、水泳はできませんし、
 腰痛もきっと一生つづくものだと思っています」

という男性が来院しました。

もう10年以上も、
歩くのが辛いほどの腰痛を抱えてきた、と。

でも、
その男性がうちに来院して、
たった数ヶ月後には……

その「水泳」によって筋肉の弾力を取りもどし、
ヘルニアが原因と言われていた「腰痛」を克服しました。
(遠方のかたなので、ぼくが施術したのは2回ほどだけ)


あ、ちなみに、
別にぼくが「いまだに反抗期」なわけではありません(笑)
たまたまその方の腰をみると、
水泳による運動ケアがとても向いていたのです。


で、怖いなー……って、思ったんです。


自分が「過去に」もってしまった自己認識が、
自分を束縛してしまう。
今の自分を動けなくしてしまう。

自分が「過去に」人からもらってしまった自己認識が
自分を束縛してしまう。
今の自分を動けなくしてしまう。

本当にそんなことって、多いです。


その男性にもね、くわしく聞いたんです。

そしたら、
ヘルニアの診断を下したのは整形外科のお医者さんで、
10数年も前のこと。
「微妙ではありますが、トゲのようなものが見えるので」
ということで、おそらくヘルニアだ、と。

そう言われた後に、
友人に勧められた水泳をしてみたら、腰が痛かった。

……ということで、
彼の中で「かけ算」が成立してしまい、
「ヘルニアの人は水泳をしてはいけないんだ」
と、思い込んでしまった。


当時のお医者さんの言い方もあやふやですし、
水泳のときに腰が痛かったのは「たまたま」だったかも
知れません。


でも、その自己認識をかかえて、
水泳をはじめとした運動をガチガチに制限して、
「ヘルニアの人らしい生活」を10年以上もしてきたんです。

腰痛の自分を(まるで)保存するかのように。


これ……わかりますか?


客観的に見たら、きっと

「なにその根拠……弱っ!!」

って、思えるんじゃないでしょうか。



さて、事実はどうだったでしょう?

●ヘルニアがあっても腰痛がない人もいます
●ヘルニアかつ腰痛ありの人でも、腰痛が消える人はいます
 (ヘルニアの手術なんかしなくても、ね)
●ヘルニアのケアに水泳を薦めるお医者さんもいます
●水泳によって腰痛が軽減する人はいくらでもいます
●その男性のヘルニア兆候を調べ直したら「別にそうでもない」でした
●実際、水泳によって腰痛は解消されました


……


こんなふうに、
自分を自分で無意識に「束縛」してしまうことは、
ほんとうによくあることです。

この男性のお話はわかりやすいケースですが、
長い不調であればあるほど、
「自己解釈」がたくさん入ってきます。

自分自身の思い込みも混ざってくるし、
専門家でもない友人の「噂」も入ってくるし、
ネットの信憑性のあやしい情報だって覚えてしまうし、
医療関係者がいった悪気のないひとことが
正確じゃないケースだってあります。


その結果、
「10年以上も、
 根拠が弱い自己制限で自分を縛り続け、
 ずっと不調を抱えて生きて来ちゃった」
ということになるわけです。


怖いよね。


じゃあ、どうしたらいいか。


自分にしている
「禁止」や「制限」を、
定期的に疑うことです。


それを決めたのは、いつだった?
誰だった?
なんでだった?
何のためだった?


……そういった問いを、
「最新の今のあなた」が、すべきなんです。

そしたら、
「そもそも有効性が疑わしいもの」とか、
「今の自分にはもう合わないもの」とか、
「実績を考えたら総合的にマイナスだったと実は判明済みのもの」とかが、
区別できてくるから。


自分も含めて「常に正しい人」なんて、いません。
しかもその人が「ひと昔前に考えたこと」となると、
なおさら怪しいものです。


禁止、ルール、決まり事、
目標、ミッション、戒律、夢、
日課、行動指針、信念、
食習慣、寝具、ルーティン……


「ほんとうはちょくちょく更新すべきもの」
って、たくさんあります。


もちろん、
「変わらない価値があるもの」もあります。
でもね、そいういうものは
どうせ変えようとしても変わらないのだから、安心して下さい(笑)
見直して「やっぱり今も大事だな」って、
価値を噛みしめたらいい。



今の自分には似合わなくなったもの、
抱えちゃってませんか?


仕事でもプライベートでも健康でも、
「不調」が続いている分野では、
そういう「遺物」が重しになっているものです。


全部捨てろ、とは言いません。
でも、遺物は遺物だとして分けて、
今生きる部屋の外に出さないといけません。
暮らしにくくて、しょうがないからね(本当は)。



自分を縛るものに、敏感になろう。
それが他人であれ、自分自身であれ。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
「ようそこの若えの、俺のいうことを聞いてくれ。
俺を含む誰の言うことも、聞くなよ」
(竹原ピストル)