楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

意外と多い!不調になる「お風呂」の使い方 ~疲れをマジ解消シリーズ③~

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お風呂は、気持ちがいい。
温まる。
体にいい。
シャワーよりずっと体にいい。
ダイエットにもいい。

そういったことは、いまや常識です。

……でもね、
それはあくまでも「入り方」によります。

 


法則としてね、
効果が大きいものってつまり「影響力」が強いということ。
使い方を間違うと、マイナスも大きくなります。

というのものね、危険な入浴のやりかたで、
体調を壊している人が、たくさんいるんです。

しかも……自覚がない。

「体にいいもの」と思ってるからね。
そのせいで不調の原因に気づけず、
じわじわ問題がふくらんでいく……

それって怖いでしょ?

だから、誤解をといておきましょうね。

というわけで、
NGな入浴法の代表例は……

●20分以上などの長風呂
→体温調整をする自律神経にかかる負担が大きすぎる

●41度以上などの熱い風呂
→これも↑と同じ負担。
&ここまで熱いと、リラックスではなく
 緊張や興奮のほうに行ってしまう。
→体は休まらないし、内臓機能も上がらないし、眠りも浅くなる。
→体がむしろ冷えたりもする(詳しくは↓に)

●前後に水分補給をしない習慣
→脱水症状になる。だるい、疲れる、などの症状だけでなく、
 必要な水分が届かなくなる筋肉や内臓にも大きな負担
&水分が足りないと睡眠の質も落ちる
(いびきや、睡眠前の咳なども増える)

●お風呂では汗がダラダラ出るのが醍醐味
 (熱いお風呂や、長すぎるお風呂の派生として)
→体の「体温調節機能」が限界まで来ているサイン。
 ダメージが大きいだけでなく、「元に戻さなきゃ!」という
 体の反応で「体を冷やす機能」がオンになる。
※汗をかいたほうが痩せるという誤解があるけれど、
 脱水で体重が減っても脂肪は減らない。
 一時的かつ不健康で、有効ではありません。


……といった感じです。

これらに当てはまっていると
体にいいと思ってた入浴なのに、結果は真逆。

自律神経が弱り、
だるく、
疲れやすく、
眠りが浅く、
冷えが悪化して、
筋肉の質まで硬くなってこりやすい体質になっちゃってたり
……するわけです。


ちなみに、
「私は40度以下のお風呂だと、むしろ寒いんです」
という人も少なからずいらっしゃいます。
ただそれは、半分は習慣というか「慣れ」の問題で、
残りの半分はすでに「冷え症」がかなり強くなっているということです。

いずれにしても、
その習慣を少しずつでも変えていかないと、
問題は解決しません。
だって湯船で「体を冷やす機能」を毎日強化しているんだったら、
他の冷え対策をたくさんやったって、水の泡なんだもん。
厳しいことなんだけど、現実としてね。

温め過ぎていると、
お風呂上がりのヒートショックの問題で、
心臓とかへの負担も無視できません。

入浴時にどうしても寒いときは、
湯船から出ている部分を、お湯で湿らせたタオルで温めるなどして、
40度ぐらいのお湯でも温かく入れる工夫をするといいでしょう。
(スマホとかで腕が表に出ていて寒いだけ、ってケースもあるしね)


というわけで、まとめると、

●お風呂は5~15分ぐらい入る
●湯温はやっぱり38~40度ぐらい
●入浴前後にコップ1杯ぐらいの水を飲む
●汗が流れるほど出て来たら「長く入りすぎ」の合図
 →次回からもうちょっと短くすべき
 →自分にとってベストな時間を調べていく

……という感じです。


こんなの、ごくごく基礎的なことで、
つまらなく思えるかもね。

でも、だからこそ大事なんです。

散々怖いことを↑で書きましたけど、
入浴の基礎さえちゃんとできてたら、逆になるからね。

自律神経にも
筋肉にも
内臓にも
脳にも
血流にも
精神的にもすごくいい!

せっかくだから、
そういう入浴にしましょう。


しかも、
年齢を重ねれば重ねるほど「基礎」を変えるのは
大変になる。
だから、テコ入れをするなら、早いほうがいい。
今日からのほうがいい。


そんなわけで、参考にしてみてね。


ではでは、今日もお大事に!
過ぎたるは及ばざるよりヤバし。