楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

AI時代の「手あて」の価値



「どうして、整体師になったんですか?」

インタビューでも講演でも、
話す機会がたくさんあります。

いつもは、
「自分自身が、腰痛や自律神経失調症から
整体で救われたから」
と、伝えてきました。

それはもちろん、ウソじゃありません。

でも最近、
もうちょっと深いところに、
自分の根っこがあると思うことがあったんです。

 


11歳のとき、じいちゃんが亡くなった。
26歳のとき、父さんが亡くなった。

その度に、
「自分には何もできなかった」
という念が……

なんでしょうね、あれは。

今、冷静に振り返れば、

怒り

だったのかも知れません。

自分への怒り、
寿命への怒り、
病への怒り、
神様への怒り。

悔いや放心や懺悔なども含んだあれは、
集約すれば「許せない」という気持ちでした。


だからね、ハッキリしてたんです。

「ガンでも治せるような能力を手に入れたい」

志なんてキレイなものじゃありません。
復讐心によほど近い。
(祖父は胆のうのガンでした)

そういうぼくが、
手あて療法の一種である「レイキ」に出会ったのは、
今思えば、偶然じゃなかったんでしょう。

痛みがたしかに消える。
手当てされたところが、熱くなる。
(実際は、熱が必要なときだけ熱くなるわけですが)

くわしいことは、正直わからん。

科学的根拠みたいなものは、薄そうだ。
でも、科学的根拠みたいなもんに由来した方法では、
じいちゃんも父さんも、助からなかった。
じゃあぼくが欲しいのは、その外にあるものだ。

当時は、そう思った。

とにかく、手さえ当てていれば、
奥さんのぎっくり腰とか、
頭痛とか、
お腹の痛みとかが消えていく。
それがただ、面白くてしょうがなかった。


その後、
生徒さんにレイキを伝える側になって、
科学的根拠があることを知りました。

レイキをすると、
・体温の変化(やり手も受け手も)
・血流の変化(   〃    )
・脳波の変化(やり手も受けても、同室の第三者も!)
が測定される。
そういう実験は、いくつも行われています。

単純に↑のように
体温と血流がよくなって、
脳波が整う(≒自律神経が改善する)と、
『免疫力』が上がる。

それで、
ハーバード大学のがん研究所などでも、
代替医療の一つとして研究対象になっている。

そんな事実を知ったのは、
レイキを使うようにってから、
ずいぶん経ってから、でした。


もちろんそれは、大事なことです。

でも現場で思うのは、
「どんなに研究したって、わからんことのほうが多い」
ということです。

ぼくにだって、わからない。
なぜ、痛み止めさえ効かないような痛みが消えたりするのか。
医学でも整体学でも、説明できる「部分」はある。
研究にはもちろん意味があるし続けるけれども、
本当の価値はいつまでも多分、
「説明し切れんところ」にある。

レイキって、何なんでしょうね?

というより、もっと大事な問い……

人体って、何なんでしょうね?

そして、
病気って、何なのか。
ウィルスって、
寿命って、
死って……


わからんよね。

わかりたいし、
わかろうとはし続けるけど、
それでも、
多分ずっと、
わからんよね。

8割はブラックボックスとして諦めながら、
2割を明らめていくような、
ゆっくりじっくりした細道。

でも、だったらむしろ、
「わからんもんでも、わからないまま扱えるスキル」
って、価値が減らないよね。

それこそ、
AIがどんなに発達したって、
どうしようもない領域だと思うんです。


レイキは別に魔法じゃないから、
闇をすっかり明るくするほどの力はない。
ただ、消えない灯火には、なれる。

すべての病気が良くなるわけじゃない。
でも、必ず「できること」が、ある。

たとえ11歳の頃のぼくに
レイキが使えていたとしても、
あれだけの重さの病気だったから、
じいちゃんはやっぱり、助からなかったかも知れません。

でも、ぼくにも1つはできることがあって、
そのときのぼくや、その後のぼくには、大きな意味があったはず。
そして恐らく、じいちゃんにとっても、
小さくない意味があったはず。

「できることが何もない」という絶望と、
「何だってできる」という万能の、その間に、
「1つだけでもできることがある」という希望がある。

本当は、万能が欲しい。
ぼくだってずっとそう願っています。
でもまずは「1つだけ」でもいい。
1つも無いのと、
1つだけでも有るのとでは、
雲泥の差だからね。


1月14日(日)に
レイキの入門クラスがあります。

「永井先生にとって、レイキってどんな存在ですか?」
と改めて聞かれましてね。

レイキの「これから」の価値を
改めて考えてみたら、こんなふうでした。


要するに……
「何度使っても無くならない
天然もののホッカイロが手に入る」
みたいなことかな。

まあ、温かくないときもあるんだけどね(笑)
(体の必要に応じて、涼しくなるときも)


ではでは、今日もお大事に。
「手で握ったおにぎりの美味しさ」
の秘密の半分以上は、気の力だと思ってます。


■追伸:
ぼくとレイキの出会いについても
ちょくちょく質問をもらいました。

そのへんのエピソードは↓こちらにあります!
ちょっと変な体験談ですが、大好評でした(笑)

『 「大阪のオバちゃん霊能者」との出会い 』
https://www.rakuyuru.jp/entry/2021/05/25/170000