楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

大きな差をつくる、微差。



難しい問題は、たくさんあるけれど……


「諦める」の反対は「戦う」じゃない。
諦めないけど戦うわけでもない、というスタンスがある。
派手に勝負をかけるのではなく、
「粛々と手入れ」をする。
ぼくはそれがいいと思う。

 



「向き合う」と「戦う」は、混ぜちゃいけない。
戦わずに向き合うスタンスがある。
誰かや問題に向き合うことは、
イコール敵視することだと考えがちだけど、
それだと、こちらは弱くなる。
相手は強くなる。
緊張と邪気のせいでね。
そうじゃなくて、
健康的な「向き合う」は、
「良し悪しを簡単に判断せずによく見る」ということ。


「捨てる」と「保留」も、まったく違う。
捨てるのはただの放置だけど、
「寝かせて待つ」のが、保留。
時期を決めておいて後で見直す。
ぼくにも「保留」の健康課題が、いくつかある。
なぜだかわからないけど、
すべての体質改善には「進めどき」があるらしい。
春には春の、秋には秋の、種をまく。
土だけは、手入れしておく。


「逃げる」のと「避難」も、別のもの。
よい状態とよいタイミングで向き合うために
距離をおくのが、避難。
完全に離れるのが、逃げる。
避難が必要なときは、すごくよくある。
逃げることが必要なときも、たまにある。
そして「逃げちゃダメだ」と自分を追い詰めるのは、有効じゃない。
「絶対に逃げてはいけないことなんて本当は無いという
 切り札は懐にしのばせておいきつつその切り札の安心感を胸に、
 踏ん張るかどうかをちゃんと考える」ほうがいい。


「努力」と「継続」も、似てるけど、違う。
同じやり方や考え方を続ける限り、
突破できない壁もある。
同じ壁を同じやり方で叩き続けることじゃなく、
迂回したり地面を掘ったり壁を登ったりしてみる。
そういう「試行錯誤」が、努力。


細かいけれど大きな違いって、ある。
小さな誤解で、大きな選択を間違うことも、ある。


なかなか健康になれない人たちも、
「大きな間違い」をしているわけじゃなかったりする。
ただ、「小さなズレ」が、重なっている。


影響力を持つ、微差。


そいういう部分を、見逃さずにいたい。
本当によく、そう思います。


ではでは、今日もお大事に。
「何もしない」よりも、
「いつもと違うことをする」ほうが
より深い休息だったりも、する。