難しい問題は、たくさんあるけれど……
「諦める」の反対は「戦う」じゃない。
諦めないけど戦うわけでもない、というスタンスがある。
派手に勝負をかけるのではなく、
「粛々と手入れ」をする。
ぼくはそれがいいと思う。
「向き合う」と「戦う」は、混ぜちゃいけない。
戦わずに向き合うスタンスがある。
誰かや問題に向き合うことは、
イコール敵視することだと考えがちだけど、
それだと、こちらは弱くなる。
相手は強くなる。
緊張と邪気のせいでね。
そうじゃなくて、
健康的な「向き合う」は、
「良し悪しを簡単に判断せずによく見る」ということ。
「捨てる」と「保留」も、まったく違う。
捨てるのはただの放置だけど、
「寝かせて待つ」のが、保留。
時期を決めておいて後で見直す。
ぼくにも「保留」の健康課題が、いくつかある。
なぜだかわからないけど、
すべての体質改善には「進めどき」があるらしい。
春には春の、秋には秋の、種をまく。
土だけは、手入れしておく。
「逃げる」のと「避難」も、別のもの。
よい状態とよいタイミングで向き合うために
距離をおくのが、避難。
完全に離れるのが、逃げる。
避難が必要なときは、すごくよくある。
逃げることが必要なときも、たまにある。
そして「逃げちゃダメだ」と自分を追い詰めるのは、有効じゃない。
「絶対に逃げてはいけないことなんて本当は無いという
切り札は懐にしのばせておいきつつその切り札の安心感を胸に、
踏ん張るかどうかをちゃんと考える」ほうがいい。
「努力」と「継続」も、似てるけど、違う。
同じやり方や考え方を続ける限り、
突破できない壁もある。
同じ壁を同じやり方で叩き続けることじゃなく、
迂回したり地面を掘ったり壁を登ったりしてみる。
そういう「試行錯誤」が、努力。
細かいけれど大きな違いって、ある。
小さな誤解で、大きな選択を間違うことも、ある。
なかなか健康になれない人たちも、
「大きな間違い」をしているわけじゃなかったりする。
ただ、「小さなズレ」が、重なっている。
影響力を持つ、微差。
そいういう部分を、見逃さずにいたい。
本当によく、そう思います。
ではでは、今日もお大事に。
「何もしない」よりも、
「いつもと違うことをする」ほうが
より深い休息だったりも、する。