11月中旬、寒さも本格的になって、
体がだるくなってきていませんか?
ゆっくり眠れば治る……かと思いきや、なかなか改善しない。
そんな「しつこいだるさ」も、季節の疲れを抜いてあげると、
ずいぶんスッキリします。
しかし、なぜこの時期、だるくなってしまうのでしょうか?
だるいのがスッキリ解消されるストレッチと一緒に、
ポイントをおさえておきましょう。
予防や根治に、役立ちますからね。
- ■ なぜ寒くなると、だるい感じになってくる?
- ■ だるい人に共通する、むくみと、腰の重さ
- ■ 寝てもだるさや疲れが抜けない理由
- ■ だるさにすぐ効くストレッチ
- ■ オマケ:だるい時に有効な食べものとは?
■ なぜ寒くなると、だるい感じになってくる?
寒いと言えば冷え、
冷えといえば、むくみ……ですよね?
実はこれ、寒いと「水分調節」が大変になる、
という仕組みなんです。
たとえば、
「う~~、なんか急に冷えて、おしっこ行きたくなった」
ってこと、ありますよね?
あれは、
おしっこで「水分を減らす」ことによって、
体温が下がるのを防ごう、という体の反応なんです。
その「急な水分調節のお仕事」の負担が、どこにいくか?
――おしっこを担当する、腎臓と膀胱ですね。
要は、水分調節が大変になると、
これらの臓器が疲れることで、
だるくなったり、色んな症状が出て来るんです。
■ だるい人に共通する、むくみと、腰の重さ
寒くなって、腎臓と膀胱が疲れる。
そうすると、水分調節が下手になる。
なぜそれで、だるくなるのか?
「ゴミ捨てが遅れるため」です。
というのも、
ぼくらの体内のお掃除は、基本「水洗い」です。
そのための水が、
「むくみ」で留まっているため、
ジャブジャブ洗いたいのに、洗えないわけです。
すると、体のあちこちのゴミがうまく
出せなくなります。
そりゃあ、ゴミ……つまり疲れが出せなければ、
だるくもなりますよね。
そして、その影響が最も強く出るのが、
腰なんです。
なぜなら、
腰の筋肉って、
腎臓のあたりから膀胱のすぐ裏にかけての場所に
集中しちゃってるんです。
そのため、モロに影響を受けるわけですね。
■ 寝てもだるさや疲れが抜けない理由
ここまで来ると、
なぜ、寝ても治らない疲れやだるさがあったか、
わかってきますよね?
そう……腎臓や膀胱の機能が落ちて、
「洗い流せない疲労が溜まっていたから」というわけです。
しかも、これらの内臓は、
体の緊張とつながっているので、
睡眠自体も浅くしてしまいます。
緊張すると、トイレが近くなるでしょう?
体が無意識に緊張している人は、
(つまり、自律神経のバランスが乱れている人は)
夜中にトイレに起きてしまいます。
これが、緊張と膀胱がつながっている証拠です。
でも逆にいえば、
腎臓や膀胱のケアをちゃんとすることで、
だるさだけでなく、睡眠の深さや腰痛にまで
改善効果が届く……ということなのです。
■ だるさにすぐ効くストレッチ
というわけで、
だるさを根本的に改善するためのストレッチは、
腎臓と膀胱に効くものです。
楽ゆる式の好評動画から、
2つ、厳選して紹介します。
1つ目が、クイックにすぐ軽さが出るものです。
疲労がそこまで深くない人は、これでも
充分、だるさの改善を実感できるでしょう。
●30秒で足の冷え・むくみを解消する「骨盤トントン」
30秒で足の冷え・むくみを解消する「骨盤トントン」【楽ゆる式】
2つ目は、少し深めに、腎臓と膀胱が元気になるものです。
↑の1つ目では改善が実感できなかった人は、
ぜひこれもセットでやってあげて下さい。
2つ目が必要な人は、疲れが深めな分、
ある程度の継続が大事ですが、
1~2週間で、変化を実感できるケースが多いでしょう。
●背骨 & くびれ & 疲労回復!おなかくびれツイスト(30秒)
■ オマケ:だるい時に有効な食べものとは?
最後に、何を食べたら、だるさは消えるでしょうか?
とりやすい食べものでいえば……
● 納豆などのネバネバ系
● ワカメやメカブなどの海藻類
● スープや雑炊など(玉ねぎ、しょうが入りが◎)
といったところです。
気が付いたときに食べるようにすると、
だるさだけでなく、冬の風邪も予防してくれます。
ただし、何より大切なのは、
「冷える食べものを避ける」ということです。
……といっても、
東洋医学的に「陰陽」までを気にする必要はありません。
もっと簡単なことです。
冷たい飲みもの、食べものに気をつける。
特にお酒かな。ビールとかハイボールとかね。
それがおいしいときも、もちろん、あります。
そういうときは、
「最後を温かいもので終わる」だけでも、
マイナスがかなりマシになります。
飲み会から帰ってきて、寝る前に1杯だけ、
お白湯を飲む、とかでもいいんです。
これだけでも段違いなほど。
「腎臓とか膀胱が疲れてる」って聞くと、
ドキッとしますよね。
でも、みんなに「仕方がなく起きること」ですし、
仕組みさえわかってしまえば、
ケアすることは難しくありません。
健康に長生きするためにも、
心強い味方になってくれる内臓たちです。
ぜひ、今のうちに、労り方を覚えておきましょう。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
どちらもホルモン系≒婦人科系にも効果大だでな。