楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

体だって「充電しすぎ」は害になる


寝ても疲れがとれない。
なんだか深く眠れない。

そういう感じが続くと、
「ちゃんと休まなきゃ」って、思う。 

……でも、ほんとうは逆かもね。

「エネルギー不足だから充電しよう」
っていうのは勘違いで、

「いつも充電し過ぎてるから、バッテリーが弱ってる」
のかも知れない。

 


ほら、
ノートパソコンでもスマホでもタブレットでも、
「常に電源につないでちゃダメ」って言われるでしょ?
100%近い状態が長くなると、
バッテリーが弱ってしまうから。


それと同じ落とし穴が、ぼくらの体にもある。

つまり、
「ちゃんと疲れてこそ、ちゃんと休める」
ということ。

久しぶりに水泳をしたり、
ハイキングでもしてみたり、
思い切りカラオケで歌ったり……

いい汗かいて体がちゃんと疲れたときの
「なんか芯にくる眠たさ」って、あるよね。
心地いいやつ。
ああいうときこそ、
ぼくらの体は、ガッツリ充電される。


そういうチャンスが、減りすぎました。
コロナもあってね。
それのせいでぼくら、
〝不完全燃焼〟がクセになってるかもね。


だから……

たとえば、
大事なペットのワンちゃんにそうするように、
自分の体にも「散歩をさせて」あげる。

できれば、
何か1つ、自分の「きわ」を攻めてみる。

●俺の柔軟性のギリギリは、どこなのか?
●それがしの腕立て伏せの最高記録って、今、何回だろう?
●あたいは今、何秒まで、息を止めていられるの?
●今出せる一番高い声って、ソなの?ラなの?
●全力でプランクしたら、何秒耐えられる?

「きわ」までいけば……
要は、1つだけでも何かを「使い切る」とき、
体は必ず、目を覚ます。

それはまるで、
今年の予算を使い切ってこそ、
来年もまた予算がもらえるのごとし。


そんなわけでね、
不調なときこそ「休み過ぎ」に気をつけよう。


労るだけじゃなく、鍛えること。
寝かしたあとには、起こすこと。


いま、足りてないのは、どっち?


ではでは、くれぐれも、お大事に。
「子どもの遊びに付き合ってヘトヘトになる」のって、
健康的な効能はけっこう大きいのかも。