楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

一発で『暴れ馬』を治す名医と、背骨。~3月10日(日)は「背骨セラピー&セルフ整体」クラスです!~【保存版】


「年に1回ぐらい、オーストラリアから、
 すごい巨匠がやってくるんです……」

たぶん一生忘れないこの話を
ぼくに教えてくれたのは、
都内のとある乗馬クラブに勤務する女性でした。

 


馬は、すごくデリケート。

たとえば、

▼1本でも足を骨折する
→ 体重分の負担を他の3本足で支える
→ 血行障害が発生する
→ 足の蹄(ひずめ)の内部が炎症を起こす
→ 骨折してない足にも故障が発生
→ まともに走れなくなる
→ ストレスに弱いため、物を食べなくなったりする

という悲劇が待っている。

そんな苦しいだけの未来なら、むしろ
楽にさせてやろう……ということも
以前は珍しくなかったでそうです。
ただこれは、かなり改善されてきているみたい。
(2021年の数字で、689件の骨折のうち96%は
 ちゃんと治療ができている)


しかし、身も心も、繊細。
それが馬なんです。

まあ、あの綺麗な黒い目を見たら、
人間を超えてそうな知性をまるまる感じますよね。
(ちなみにぼくは、イルカにもそう感じます)


で、そんな馬が、
「ブチ切れる」ことがあるらしいんです。
いわゆる「暴れ馬」状態ね。
もちろん、理由あってのことなんだけど。

その昔、
「あなたなんて、馬に蹴られて死んじゃえ!」
というセリフがありました。
ご存知でしょうか?(笑)

昭和を経て来た人には
なじみ深いパワーワード(?)だと思いますが、
チラリと調べると……

「江戸時代末期ごろに作られたと思われる
作者不明の都々逸(詩のようなもの)」

が元だそうな。


まあ、それはどうでもいいんですが……
(どうでもいいんかい)

要するに、
「もし蹴られたら死んじゃうレベルで危ない」のが、
暴れ馬な訳です。


で、そういう馬が、
「暴れ馬」状態になってしまうことが、
しばしばある。
何かしらのストレスが限界を超えたりしてね。

そしたら、
馬、かわいそう。
職員さん、かわいそう。
どっちも、危ない。

そんなわけで、
「そういうときは、あの先生をすぐ呼ぶのよ!」
というオーストラリアの巨匠がいたらしいんです。

その巨匠というのがなんと、
「馬専門のカイロプラクター」。

人間のカイロプラクターは
手で背骨をポキポキ整えますが、
馬専門は、違います。


トンカチでやる(笑)


といっても、
すごく繊細な作業らしいんです。
(これが面白い)

馬の背骨を1つ1つみていって、
細かく細かく、ズレたものを
コンコンコンコン、整えていく。

暴れて手が付けられなかった馬も、
なぜかその作業中は、大人しいものなんだとか。

で、
その「カイロプラクティック」が終わる頃には、
馬はすっかり穏やかさを取り戻して、
元通りに生活ができるようになる。

馬、うれしい。
職員さん、うれしい。
どっちも、ハッピー。


すごいよね……
神業とは、このこと。


知らない立場からすると
すごく不思議なんだけど、
「現場では当たり前にくり返し起こってること」
だそうで。
だからこそ、馬の様子がおかしくなったら即、
「あの先生をお呼びしよう!」と
決まってるらしいんです。


ぼくはこの話に感動しました。


で、当然ぼくは、
人間相手の整体師なので、
「人間でも同じじゃないか」と考えるわけです。

暴れる馬は、暴れたいわけじゃない。
背骨がおかしいだけだった。
それで神経のスイッチが変に入っているし、
ストレスで極度にイラついて暴力的になっていただけ。
だから、背骨のケアで改善した。

暴れる人間も、たぶん、暴れたいわけじゃない。
他人に攻撃的な人も、
自分自身に攻撃的な人も、
背骨がおかしいだけかも知れない。

……でしょう?

実際、
手足のつくりとかに違いはあるんだけど、
人間と馬の基本構造は、けっこう似ています。


ぼくらのストレスやメンタルの状態も、
背骨ケアでマシになる可能性は、充分にある。
(自律神経の中枢も、背骨沿いにあるしね)


そんなことを思っていたら、
いたんです、先駆者が。


背骨とメンタルのつながりを
研究した日本人、増田 明という先生です。
(「ボディートーク」と名付けています)


たとえば、
首の6番の骨のゆがみは
「ガマンのし過ぎ」から来る、とか。

胸の6番の骨のゆがみは
「親しい対人関係(気遣い)」の疲れから来る、とかね。

逆にいうと、
その骨のゆがみを整えてあげると、
ガマンのし過ぎのストレスや
親しい対人関係のストレスが
「抜けていく」という理論です。


面白い……


(実際これを使っていると
 「なんでわかるんですか!」と
 言われることが多いです)



こんなふうに、
背骨には、すごい可能性が秘められてます。

ちなみに以前ぼくは背骨を「龍」だと考えました。
子どもを宿す力をもつ骨盤が「大地」、
もっとも高き位置ですべてを統御する頭蓋が「天」で、
大地である骨盤と天である頭蓋とをつなぐ龍が背骨
……という考え方です。



うん、まあ、
ワケわからんかもね(笑)


ただぼくらは、
どんなに個性が分かれていようとも、
「脊椎動物」。
背骨の生き物なんだよね。


そんな大事な「軸」がゆがんでいて
大丈夫なわけがない。

「うつの人のほとんどが猫背である」
という整体あるあるも、
やっぱり無視できませんしね。


さっきはメンタルとのつながりを説明しましたが、
胃は胸の6番、
腎臓なら胸の10番、
というように背骨と内臓も、
ダイレクトにつながっています。
(これは神経の接続として証明できるお話)

これらを一覧にまとめると、
「背骨を通して全身が見えるマップ」
みたいになるんです。

どこが固いなら、どの内臓が疲れているか。
どこがズレていたら、どの筋肉に悪影響か。
体が「読める」ようになってくる。

これがもう、本当に面白い。
ぼくはこれを作って改良してきたおかげで、
施術がすごく楽しくなったんです。
(もちろん、背骨以外の手段でも検証しますけどね)



そして最後に、
改めて強調したいのは、
馬のカイロプラクターの巨匠も、
「背骨を整えるときは、すごく繊細に1つ1つやる」
ということです。

ぼくはこれ、
人間相手でももちろん同じだと思ってます。

ボキボキと強い力を特定の方向にかけるなんて、
かなりリスキーです。

色んなところでくり返し書いてるけど、
ぼくよりも、ぼくの体は優秀です。
ぼくよりも、お客さんの体も優秀です。

だったら「矯正する」なんて、
実はおこがましいんだよね。

だって矯正って、
「明らかに正しい側」が、
「明らかに間違ってる側」に対して
行うことだから。

背骨をもし「龍」だとしたら、
「龍」を相手に力づくで
何かしたら、そりゃあ、危ないんです(笑)

そして人が龍を「矯正する」なんて、
よほどの例外じゃない限り、
成立しないことだよね。
(八岐大蛇のことを思い出すかもしれないけど、
 あれは基本ヘビで、しかもあれを倒した
 スサノオは神様)


だから、調整する。
「整えたてまつる」だけ。

背骨が元々もつ力を尊重して、
無理な力ではなく心地よいやり方で、
血の巡りと筋肉のバランスを整える。

本当はそれだけで……
というか、それだけのほうが、
背骨はいい位置に戻って「くれる」んです。


そしてそんな風に、
無理やりではなく
本人(本体)の意思で戻ったからこそ、
暴れ馬が元に戻れるような、
ストレスの解放があるんでしょう。
当然、良い状態が長持ちします。
(他人に動かされたわけじゃないから)


そんなわけでね、
ぼくの「背骨観」は、暴れ馬の影響も受けて、
こんな感じになっております。

(他にもまあ、体の中心を通るラインを「正中」と呼ぶし 
 これは神社でも使う参道の中心を呼ぶ言葉で、
 しかも体の正中線上にあるのは中枢「神経」で、
 「神経」という言葉はそもそも「神」の通り「経」(みち)
 だとか、まあ、色々あるんですけどね)

全身の筋肉とか姿勢とか肩こりとか慢性疲労の
改善になるのはもう当然として、
メンタルにもかなり影響するぜ、と。

そんな目で、背骨を見てみてください。
軽いゆがみであれば、
ぼくがYouTubeに出してる背骨のケアでも
充分整いますからね。

ただ、
「疲れが抜けなくなってからもうけっこう長い」
「肩なんていつもこってるのが当然」
「良い姿勢なんて5分でも辛くて無理」
というレベルまで背骨が固まっている人は、
ぜひ3月10日(日)の
「背骨セラピー&セルフ整体」にご参加ください。


ではでは、今日もお大事に。
背骨って「大黒柱」によく喩えられるものだから、
猫背ってつまり、大黒柱がカーブしてるってことなのね。
そりゃあ……きついわ(笑)


■追伸:

詳しい情報はこちらです。
背骨セラピーの「お試し動画」も
応募者さん全員にプレゼントしてます。

背骨、面白いよ!

ちなみにセルフ整体でも、
「背骨の整体に行かなくても済むようになるレベル」の
効果を出せる内容に改良してあります!

●3月10日(日)13時~18時 ※初級未経験でも、単発でも参加可
 猫背、肩こりの根治、慢性疲労!
 『背骨セラピー & セルフ整体』(オマケ:肩甲骨リセット)
 https://www.ht-b.jp/erm/2chukyu/sebone.html

※「もろもろの事情でリアル参加が難しい」
  or 「もともと動画のほうが好き」という方は、こちら!
 ▼動画教材版です:
 https://www.ht-b.jp/erm/doga/doga2-3sebone.html