「伸ばそうとばかりしてるから、伸びないんだよ」
(凄腕のパーソナルトレーナー)
■ やわらかくなれば、若返る
若さとは、潤いです。
そして潤いとは、やわらかさです。
赤ちゃんのプリプリしたお肌をイメージすれば、よくわかります。
老いとは、乾きです。
そして乾きとは、硬さです。
かなり高齢の方のお肌をイメージすれば、よくわかります。
人間の体は、60%ぐらいが水分です。
だから潤っているか乾いているかで、
ハリもツヤも血色も引き締まり感も、決まってしまう。
意外なことに、筋力さえ、変わってしまうんです。
そして、
筋力がおちるから、たるむ。
たるみや硬さのある肌にできる折り目が、シワなんです。
どちらも「潤いがないから」起きてしまう老化現象。
筋肉が乾いているのが原因です。
……怖いですよね。
どう考えたって、潤っていたほうがいい。
そしてそのためには、やわらかくしたほうがいい。
でも……
カラダって、なかなかやわらかくならないですよね?
「私、やってもやっても開脚ができないんです……」
という声も、よく聞くようになりました。
どうしたら、
カラダってやわらかくなるんでしょうか?
■ 筋肉は「伸びたい」んじゃなくて「やわらかく戻りたい」
まずは、筋肉の本音を知ることです。
なぜ、伸ばしても伸ばしても、やわらかくならないか。
それは、ごく簡単に言ってしまえば、
「筋肉がやりたいことと違うから」です。
違うから、反発しちゃうんです。
無理なストレッチで筋肉痛になっている人がたくさんいます。
筋肉が余計にこわばっている人もいる。
やりたくないことを無理やりやらせたら、子どもは反発しますよね。
まったく同じことです。
すごく大切なポイントなのですが、
「乾いてしまった筋肉」には2つのケースがあるのです。
それは、
1)いつも伸ばし過ぎてかたまったケース
2)いつも縮め過ぎてかたまったケース
という2種類。
ここでもう想像できちゃうかと思うのですが、
1の「そもそも伸ばしすぎ」な筋肉を、
「さらにグイグイ伸ばした」としたら、どうなるか。
筋肉は悲鳴を上げますよね。
「これ以上、やめとくれーーー(涙)」つってね。
だから、なんでも伸ばせばいいってもんじゃないんです。
むしろ、「縮みたい」筋肉もいるということ。
だから筋肉の本音は「伸びたい」じゃなくて、
「元の長さに戻りたい」なんです。
これはぜひ、覚えておいて下さい。
■ やわらかくなるためには「潤い」が必要
伸びすぎも縮みすぎも、乾きが元です。
乾いてカピカピになって固まってるから、元に戻れない。
乾ききった輪ゴムって、
もう伸びないし、縮む力も弱いでしょう?
すぐ切れてしまう。
乾いた筋肉(こった筋肉、張った筋肉)って、
ああいう感じなんです。
だから、すぐ切れるし、すぐねじれる。
ケガをする。それが、寝違いやギックリ腰です。
潤えば、解決する。
血流やリンパを「呼び込めば」いいんです。
そしたらゴムの質自体がよくなるので、
無理なんかしなくても、伸び縮みが自由になる。
やわからくなるんです。
無理なんかしないほうが、ずっといい。
■ 本当のやわらかさを手に入れる方法
血流を呼び込むためのシンプルな方法は、
「伸び縮み」をすることです。
「揺らす」といってもいい。
だから、ぼくがYoutubeにあげている
「ゆさぶレッチ」というストレッチは、
揺らしを入れています。
血流を呼び込むから、やわらかくなりやすい。
体調改善に効きやすいわけです。
そして、さらにこの「伸び縮み」や「血流の呼び込み」を
強化した方法が生まれたんです。
まったく新しいストレッチ。
たった10秒で、前屈がさっきよりも7.6cm 奥まで行ける。
つま先に手が届く。
しかもこれ、「一番すごかった人の数字」じゃなくて、
「11人に試してもらった平均の数字」なんです。
ベストは、12.5cm。
ワーストでも、6cm。
もはや、ウケませんか?(笑)
でも、これが面白いことに、本当なんです。
つくったぼくも、正直、驚いてます。
無理がなくて、やって気持ちがいいのに、
すごくやわらかくなる。
もちろん、血流がすごく改善されるので、
健康にもとてもいいストレッチ。
この面白さ、ぜひ味わってほしいです。
カラダがやわらかくなる &
肩こり・腰痛によいストレッチをお伝えする
セルフケア塾をやります。
興味があったら、ぜひチェックしてみて下さい。
●4月16日(日)
『 10秒でカチコチ体がみるみるやわらかくなるストレッチ』
~ たった1回で前屈+7.6cmを記録した方法 ~
http://www.ht-b.jp/erm/self/06laughter.html
「セミナーはちょっとまだ……」という人にも、
この新しいストレッチのもとになった「ゆさぶレッチ」は、
とてもオススメです。
とくに、
●気持ちいい肩こりケア(1)
「僧帽筋と大胸筋のゆさぶレッチ」
(肩こり、 肩甲骨、鎖骨、呼吸、胃)
これなんかは、肩こりにも呼吸にもいいので、
まずは試してみて、気持ち良さやカラダの軽さを
体感してみて下さい!
無理しないほうがやわらかくなるという大切なコツを、
実感してもらえると思います。
やる前後でぜひ、動きのやわらかさを比べてみましょう。
この「揺らし」はあらゆるストレッチに応用できます。
開脚がしたいにしても、ヨガのポーズがしたいにしても、
「気持ちいいあたりで揺らす」。
ぜひお試し下さい。
……というわけで今回は、
「無理に伸ばさないほうが、カラダはやわらかくなる」
というテーマで、お送りしました。
ではでは、くれぐれもお大事に!
このやり方だったら、運動前でも後でも大丈夫です。
(普通のストレッチは、運動前にはしないほうがいいです)