楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

心の鎖がほどける魔法の質問

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「お前がほんとうにダメなやつかどうかを決めるのは、
          お前じゃないんだよ」
          (素質マスター)
         

 


心に緊張があると、体はこわばります。
もとが一つのものだから。

だから、思い込みが1つほどけたときに、
長年の肩こりがスーッと消えたりすることがある。

もしかしたら、
あなたのしつこい症状のもとには、
「かたくなった心」があるかもしれません。

さて、どうやったら心って、ほどけるのか?

※ちなみに、目をそらすでも、消すでもなく、
 「ほどける」というイメージがいいです。
 (無理やりだと「もつれ」て「こじれる」からね)


今回の女性、アヤノさん(仮)の場合は、
「気を抜いてはいけない」という思い込みでした。
思い込みといっても、無意識のね。

職場ではもちろん、家事をしているときも。
「しっかりした母でいないといけない」
そう思い続けて、念じ続けて、
呼吸は浅く、肩をいからせていたんです。

そりゃあ、こりは消えないですよね。
いったん消えたって、すぐ再生産されちゃう。

変化のステップは……

1) ぼくに「力み探し」を勧められた
2) 無意識の力みにカヤノさん自身が気づいた
3) 無意識の力みは「作業中」に多いと気づいた
4) 「しっかりしてなきゃ」と気張っているときに
   力みやすいと気づいた
5) そんなときのほうがミスが多いとも気づいた(笑)
  (↑ここ大事)
6) 「自分のペースが一番」と思って、力むときに
   この言葉を頭の中で言ってみることにした
7) 少し気楽になって、ミスがけっこう経ることに気づいた
8) 「自分のペースが一番」が気に入った
9) 力みにすぐ気づくようになったし、すぐ減らせるようになった
10) 肩こりが激減していた
11) 「顔がやさしくなった」と旦那さんに言われた

……という流れです。


気づくこと。


これがすべてのスタートですし、
半分ゴールみたいなもんなんです。

肩こり、腰痛、頭痛、どれでもそうかな。
しつこくくり返すなら、そのうらには
必ず無意識の力みがあります。

その力みは、体から始まるものかもしれないし、
心から始まるものかもしれません。

いずれにしても、
力みで硬くなるから、痛くなるんです。
ゴミ出せないし、変に引っ張るし、血流が落ちるから。


体の力みは
「力み探し」と思って、60分に1回でもいいから
探してみたら、ポロポロ見つかります。

心の力みに気づくためのキーワードは、
「~ねばならない」とか「~べき」です。
とくに、イライラとともにやってくることが多いかな。

自分に対してでも、他人に対してでも、
イライラしちゃうのは、
あなたのルールに反するからです。

「~ねばならないのに、そうしてない」
「~べきなのに、そうしていない」
ということで、イライラする。


それって、本当?
そのルールって、有効?
例外、ないの?

って、自分に確かめたほうがいい。

「あ……実は違うかも」って思えたら、しめたもんです。
ただのクセになってるものも、多いからね。
そんな鎖は、ほどいてしまえばいい。

アヤノさんも実際、
「しっかりしないと!」って思ってるときのほうが
ミスが多かったわけです(笑)

それに気づいたら、もう半分ほどけています。


もし、そんな感じじゃなくて、
見直してみた上でも、

「いやいや、このルールは正しいはず!」
「だって、普通はそうでしょう!?」

ってもし思ったら……これもまた、しめたもんです(笑)
自分のなかでどうも「ムキになっちゃう」としたら、
すごく強いルールです。

信頼できる人に、事情を話して、聞いてみたらいい。
「あなたなら、どう思う?」って。

やさしい人だと味方になってくれてしまうかも知れないので、
他人のケースとして話して、どう思うか聞いてみるのも
いいと思います。


これ、実は、心の自由への道になる。


いつも行っている場所(会社とか)があって、
そこに「実は10分早く着く近道」があるって知ったら、
とてもうれしくないですか?

もしくは、かかる時間は変わらないけれど、
「とても景色がよくて気持ちがいい裏道」があるって
知るのも、うれしいはず。


ぼくらは
「選択肢を失う」ことで、苦しくなる。
そして「選択肢を取りもどす」ことで、楽になる。


「しっかりした母でいないといけない」
というのは、
「そんな私じゃない限り存在価値を認めない」ということ。

そんな一択しかない選択肢、
いつか苦しくなってしまいます。

「たまには甘えてもいい」って選択肢があるなかで、
「今日はしっかりした母でいよう」と思えるのなら、
全然違うわけです。

楽さが。
余裕が。
メリハリが。
なんと、成果も。


しかも、
「しっかりしていない人」に腹が立つことも
減るんです(笑)

自分がしている我慢を、他人がしていないから、
腹が立ったり、羨ましかったりするわけですからね。


自分を、疑いましょう。
再チェックしましょう。

いちばん自分の首をしめるのは、自分です。
昔に自分で決めちゃったルール。
決めたまま放置しちゃってる、今は有効じゃないルールです。

矛盾しているように聞こえると思うんですけど、
自分に自信がある人って、
ちゃんと自分を疑ってる人なんですよね。

面白いですよね、逆みたいで(笑)

ルールをほどいていくと、まわりがよく見えるからね。
まわりが見えたら、落ち着くんです。
落ち着いてたら、いろいろうまくいくし、
トラブルの対応も上手だから、結果も出やすくて、
自信がついてくるんです。


だから、
自分を信じるための一歩目としても、
自分(のルール)を、疑ってみて下さい。


次のイライラは、チャンスです。


というわけで今回は、
「期限切れのルールをほどくと、こりもほどけるよ」
というテーマでお送りしました。

ではでは、くれぐれも、お大事に!
今思ってる義務の半分以上は、本当は義務じゃないはず。


※「自分は手放しで楽しんではいけない」という
 無意識のルールがほどけた話(事例)は↓こちら。