楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

生きがいは「手作り」するもの

生きがいは「手作り」するもの



■生きがいは「手作り」するといい。
今回の結論です。

というのも……

この前ふと気づいたんですけど、
ぼく、焼肉が好きなんです。
(IQ24ぐらいの導入)

 


もちろん「ただの焼肉」ではないんですけどね、
それはおいおい話すとして、
何が大事か?

「お金のため」とか「有名になるため」とかでは
あまり気持ちが反応しない。
でも「焼肉のため」なら、ハートがふるえます。
燃えつきるほどヒートなわけです。

……こういうの、あなたにも、ありませんか?

それは「やる気スイッチ」でもあるし、
「生きがい」と呼んだっていい。


■そう、まずポイントの1つ目は、
生きがいにも種類があって、
「すぐに手が届く生きがい」が、特に大事だということです。

たとえば……イメージしてみて欲しいんですけど、
「ぼくの生きがいは焼肉です」
なんていう人、なんか憎めない感じがしませんか?(笑)

それに、
“なんか幸せそう” なはずなんです。

これ、具体例で比べると
わかりやすいと思うんですけど……

「私の生きがいは、整体の道を極めることです」
「私の生きがいは、大切な人たちの笑顔です」

みたいなのって、どう思いますか?

意外なことに、
素晴らしかったり美しかったりする「生きがい」って、
焼肉と比べて、パワーが弱い感じがしないでしょうか?
(実は共感もちょっと得にくいです。そこも大事ね)

もちろん、長期的に考えたら、
素晴らしいものも美しいものも必要です。
それらは「コンパス」のようなものだから、
間違った生き方をしないために、重要です。

でも、
「やる気スイッチ」ではない。


これは大事な条件で、
「やる気スイッチ」と言うからには、
「すぐ押せる」必要がある。

「整体の道を極めること」や
「大切な人たちの笑顔」はもちろん重要ですが、
今すぐポンと押せるスイッチではりません。

つまり、
たった今のあなたを元気づけるスイッチは、
別のものなんですよね。


■もう1つだけ、大事なこと。

「焼肉なんて、ぼくだって好きですよ!」
って人も、いると思うんです。

でもね、ナメちゃアカンよ?(笑)
ぼくにとっての焼肉は、特別です。

なぜか?


売上がまだまだでお金がギリギリしかなかった頃、
「収入が15万円を超えたら、焼肉に行ってOKってことにしよう」
って、奥さんと決めてたからです。

なんとか色んな工夫をして、
お客さんが来てくれて、
紹介してもらえることが増えて、
売上も上がって……

初めて手に入れた『焼肉権』が、
どれだけ嬉しかったか……。

30万円を超えたときに、
「今月は2回目、行けるよ!!」って
伝えるときに、
どんだけ誇らしかったか。


だから、
「それまでの焼肉」と、
『それからの焼肉』では、重みがまったく違う。
ぼくにとって、別次元の喜びになりました。


達成と感謝と祝福と労いと愛しさと切なさと心強さが
ぜんぶ含まれたものが、
今のぼくにとっての焼肉です。


いまだに
「あの頃、焼肉がうれしかったね」という話を
炭火を浴びながらしますし、
色んな細かいことはほとんど忘れるルフィみたいな
うちの奥さんも、そのことは、よく覚えています。

冒頭でお伝えした、
『生きがいは「手作り」するといい』
という言葉の意味は、これなんです。


■生きがいって、どこかに落ちてるものじゃない。

……いやまあ、落ちてなくは、ないか。

でも、たとえば、

「お金持ちになる」
「いい車に乗る」
「やりがいのある仕事」
「笑顔にあふれた家庭」

……みたいやつね。
そんな誰かが教えてくれそうな、
本とか雑誌に書いてありそうな生きがいでは、
足りないんです。

バカにしたり否定したりしてるわけじゃありません。

足りないと言ったのはその「価値」ではなくて、
『個人化』なんです。

あなた用にしないといけない。
もっとあなたの匂いがしないといけない。
もはや「あなた臭く」ないといけない。


■たとえば↑の4つの例にしても、
それぞれ……

「お金持ちになる」
⇒ 「毎週大好きな回転寿司を心置きなく食べられるようになる」

「いい車に乗る」
⇒「昔から憧れてたキャンピングカーを買って内装を好き放題にいじる」

「やりがいのある仕事」
⇒「趣味でずっと続けてきた小物づくりが副業で月5万円になる」

「笑顔にあふれた家庭」
⇒「最高に肌ざわりが良いコタツに家族とネコがいる暮らし」

とかだったら、どうでしょう。

全く興味ないのもあるかも知れないけど(笑)、
感じるパワーとか、
「そっか、そういう人もいるよね!」という共感とかが、
全く違っているはず。

なぜなら『個人化』したからです。


ぼくにとっての焼肉だって、
ちゃんと言うなら、
「達成と感謝と祝福と労いと愛しさと切なさと心強さ肉」
なわけですね。

だから、
「やる気スイッチ」としても機能する上に、
「生きがい」と言えるほどの重みがついているんです。

すると、どうなるか?

「モチベーションとしてのコスパ」が
どんどん上がっていく。
同じ投資なのに、得られる報酬が、どんどん多くなる。

「生きがい」が、育っていく。

それは「手作りした生きがい」ならではの、
うまみだと思うんです。


■自分用の生きがいのつくりかた。

コツは『個人化』。

「より個人的なものにする」
ということです。


今回紹介したのは、
「焼肉に個人的な意味を加える」
という精神面での『個人化』です。

もちろんそれは、物質面でもできます。

たとえば今のぼくらの焼肉の楽しみ方は、
昔とは違ってきています。

●より話しやすい環境がいい(ぼくの地声がでかいから)
●テーブルは広々としていてほしい
●より脂身が少なく、かつ薄っぺらい肉が好き(笑)
●やっぱり炭火が美味しい
●とはいえ煙は息苦しい(奥さんがもと喘息)
●だから換気の良い店がいい
●店員さんにはあまりウロチョロしないで欲しい
●だから「タッチパネル」のある店がいい(ここ重要)
●ハイボールが美味しい店がいい(韓国料理屋さんはこれ弱点になりがち)
●「白ご飯」が美味しい必要がある(でないとぼくがガッカリ死するから)
●かといって高い店だと気が馴染まない
●もはや肉には下味をつけたい(好みの塩とこしょうを持ち込むか)
●キムチは必須だけど、甘めがいい(酸味でガッカリ死する)
●なぜ備え付けセットに「わさび」がないのか
●なぜ多くの焼き肉屋のタレは「エバラ黄金の味」に勝てないのか

……みたいなね。

「それ、ただのワガママちゃうのけ」

って、思います?



……ええ、そうですとも!(笑)


でも、そうやって自分の好みを知っていくのも、
その好みをひとつずつ叶えようとするのも、
そういうお店を探し続けるのも、
楽しいんです。

なぜなら「ワガママを叶えようとしてる」から。


まあそれで最終的には、
自分たちで炭火焼きすることも多いんですけどね(笑)
でも、割といろいろ探したすえ、
2店舗だけ、このワガママをそのまま
(何も言わなくても)叶えてくれるお店を見つけました。

そしたら、どうなるか。

「相当弱ってても、焼肉で回復する」し、
「焼肉がマジで強い生きがいになる」わけです。


■『個人化』は、何にでも有効です。

一日の始め方。
料理の始め方。
掃除の進め方。
洗濯に使うアイテム。
一日の終わらせ方。

仕事の始め方。
仕事の進め方。
報・連・相のやり方。
仕事の終わらせ方。
仕事の余韻の味わい方。

ストレッチの始め方。
筋トレの味わい方。
セルフケアの終わらせ方。

一日の余韻の味わい方。


もっと「あなた好み」にできませんか?


ちょっと考えてみると、
お金も手間もかからない「個人化」って、
実はたくさんあります。

もうちょっと楽にできない?
もうちょっとテンポよくできない?
もうちょっと楽しくできない?
もうちょっとリズムが良い休憩のタイミングは?
もうちょっと「やりたくなる」始め方って、ない?
もうちょっと気分が上がる道具は?
どんな服装だったらもうちょっとやりやすい?
どう環境を変えたら、もうちょっとやりやすい?
もうちょっと「次も楽しみになる」終わらせ方って、ない?


「もっと」ってほどじゃなくてOK。
「もうちょっと」で、ちょうど良い。

「もうちょっと」を重ねていくぐらいが、
一番長く楽しめるから。
思いつくことも多いし、飽きないし、息切れしない。
そしたら、いつの間にか「もっともっと」って欲張る人より
遠くまで行けるから。


そんな風に、
あなたの手元にある
「どうせやるべきこと」や
「もともと好きなこと」や
「ご褒美にしていること」を個人化していけたら……

生きがいって、
たった今「設定」するだけでも、
豊さを増すと思うんです。

それは、たとえるなら……
やる気スイッチが
背中にもお腹にも胸にも首にもおでこにもあって、
「押し放題」になってる状態。
単純でちょっとバカみたいに聞こえるけど、
そんな人、楽しくて愛くるしいんじゃないかな。


もちろん、
「いつもやる気いっぱい」なんて必要は、
全然ないんだけどね。


スイッチが明確にそこにあれば、
「オン」だけじゃなくて「オフ」にするのも、
ワンタッチですからね。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
そうやって自分が「乗り上手」かつ「降り上手」に
なっていけたら、いい年の取り方だなって思うんです。

 

■追伸:

「ほとんど全部の記事が面白い」
という 今どき珍しい情報サイト、
『東洋経済オンライン』に、ぼくの記事が出ました!!
ヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ (お初です!)

「下腹ぽっこり」が解消しにくいマジの原因と、
解消のためのポイントが、ギュッ!とわかりやすく
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これはもう記念すべき縁起ものでもありますから(笑)
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▼「下腹太りに悩む人は座りすぎの悪影響を知らない」
https://toyokeizai.net/articles/-/431169