楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

トラウマと同じぐらい怖い『プチ・トラウマ』のケア方法【保存版】


「今でも、思い出しただけで腹が立つ」
「あのときと似た場の空気になるだけで、気分が悪い」
「急にイヤな記憶が甦って、メンタルがやられる」
「苦い経験が、形を変えながら、夢にくり返し出てくる」
「常に不安感や焦りがある……具体的じゃないのに」
「ささいなことだとわかってるのに、いつまでも気になる」

こういう悩み方をしたこと、
ありませんか?

ぼくは、いくつもあります。

実は誰にでもあるこの
「心に刺さったトゲのようなもの」が、
『プチ・トラウマ』です。

(ケア方法だけ知りたい人は、記事後半にある
 「プチ・トラウマの解消法」をご覧ください。
 見つけやすいよう、赤字にしてあります)


たとえばぼくは……

 


・犬が怖かった(たとえトイプードルでさえ)
・70点という数字が、不穏だった。
・何も頑張ることのない休日が、不安だった。
・盛り上がりのない会話が、恐ろしかった。
・子どもの頃のやられっ放しで終わったケンカを、何度も思い出した。
・どんなに勉強しても成果が出ても消えない「焦り」があった
・自分にハッキリした「役割」が無い場が、居たたまれなかった

で、
もう充分重めの話になってるんだけど、
本番はここからでしてね(笑)

こういう「心のトゲ」の影響って、
実はすごく大きいんです。


具体的には……

●犬を見ただけで〝常に〟ストレスを受ける
 (恐怖 → 自律神経と腎臓・膀胱に負担)
●不完全さに気づく度に〝常に〟ストレス
 (恐怖 → 自律神経と腎臓・膀胱に負担)
●充実感のない休日や時間を過ごすと〝常に〟ストレス
 (不安 → 自律神経と消化器系に負担)
●会話が盛り上がらないと〝常に〟ストレス
 (不安 → 自律神経と消化器系に負担)
●過去の記憶がそのまんま〝常に〟ストレス
 (怒り → 自律神経と肝臓に負担)
●常にある焦りがストレス
 (不安と緊張感 → 自律神経と消化系、腎臓・膀胱に負担)
●役割を自覚できない場が〝常に〟ストレス
 (空しさ → 自律神経と肺・大腸に負担)

ということになる。

そしてね、
犬を見るとか不完全さに気づくとか
充実感が足りないシーンなんて、
「そこいら中で毎日レベルで起きること」
なわけです。

つまり、負の心理状態を引き起こす
「トリガー(引き金)」がたくさんある、ということね。
もうそりゃね……あり過ぎる。

ほいで、それに触れる度に、ストレスを受ける。
どの種類にしても自律神経は必ず疲れるし、
それぞれの負の感情につながる内臓にも負担になる。
(ちなみに内臓への負担は、必ず筋肉にも影響します)

ほぼ Everyday, Everywhere です。


こうなってくると、体調が良くなるほうがおかしいよね。


それこそ、
「心にトゲが刺さっている」ような状態だから、
そのトゲの表面に出てる部分が、
いろんな日常の出来事に「引っかかる」わけなんだよね。
となると、何でも無いようなことなのに、痛い。
誰も悪くないようなことなのに、血が出る。


それが『プチ・トラウマ』です。


非常に幸運なことに、
「そんなの全然無い」という人も、いると思います。
50人に1人ぐらいかな。

パターンとしては、
とてもとても育ちがいいとか、
生まれつき対人能力や問題解決力が異常に高いとか、
あとは、
優秀な心理療法をスキルとして持っている……とかね。

いずれにしても、ちょっと例外的だと思うんです。


あなたは、どうでしょうか?


ぼくは今度、11月19日(日)に
「楽ゆる式 三層心理ケア」というクラスを
初めてやりますが、
これをつくってきた過程で、わかったことがあります。

その気づきのうちの1つは、
ここまで説明したように、
トウラマによるダメージはもちろん多大だけど、
「プチ・トラウマ」にだって、ぼくらは
ものすごい影響を受ける、ということ。

2つ目は、
「プチ・トラウマ」レベルのものは特別ではなく、
かなりの割合の人が抱えて生きていること。

3つ目は、
「今、ここ」を生きられない最大の理由が、
そういった「プチ・トラウマ」だということ。


これね、1つ目も2つ目も、
健康になるためにめっちゃくちゃ大事なんだけど……

3つ目については、
幸せになる……というか、
幸福な環境をちゃんと自分の手で作ったり
ちゃんと幸福感を実感しながら生きるために、
すごく大きな、必須条件なんですよね。


ぼくは幸い、20代のころに、
3つほど非常に効果の高い心理セラピーを見つけました。

そのおかげで、
↑で紹介した具体例のような
「プチ・トラウマ」は、ほとんど解消できました。
本当にラッキーだった。

もし、その心理セラピーが無かったら、
今のぼくの人格や仕事状況は、成立しえなかった。
間違いなく。
(短期的に多少やれたとしても品質は全く違うし、
 ストレスやプレッシャーで続かなかったはず)


なぜって、
「プチ・トラウマ」があるということは、
常に意識が過去に引っ張られるということで、
「今・ここ」に居ない、ということになります。

そして、
「今・ここ」に自分の意識がないということは、
そもそも集中できないということで、
周りがよく見えないし、
リラックスもできないし、
何をしてもあまり楽しくないし、
実力が半分も発揮されないし、
魅力なんて1/3以下になるし……

というぐらい、もったいない状態なんです。


だから、
この「心のトゲ」は、抜いたほうがいい。
そのために時間や手間をかける価値がある。

だってそのトゲが1つ抜けるだけでも、
見返りがものすごく大きいから。
「今後奪われる予定だった時間や手間」を
先取り的に取り戻せるから。
それもすごい量、ね。


じゃあ、ぼくは、どうしたか?

20代で、今みたいなスキルや知識もなかった頃に、
どうやって「プチ・トラウマ」を解消したか。

この記事の結論として、
その方法を紹介します。

やり方は、意外と簡単です。


--------------------
【一番簡単なプチ・トラウマの解消法】

1.白い紙を用意する
 (サイズや形状は自由。ただ白色がいい)

2.自分の心を乱す人や出来事と、それによって
  起きる感情や体感について書き込む。3~5行で充分。
 (例)犬を見ると、それがどんなに小型でかわいくても
    怖くて緊張して息がしにくくなる。後で腰痛も出る。

3.2の紙の「文字を書いた面」が隠れるように
  紙を折りたたむ。きれいじゃなくても、
  文字面が隠れればOK。

4.3の紙を燃やす。できればライターなどでなく、
  ろうそくの火で燃やす。
  (一時的な炎でなく、継続的な炎)

5.燃え切ったら水をかけて、ゴミ箱に捨てる。
  (迷惑をかけないように細かくしたりできるなら、
   トイレに流すとさらに理想的)

--------------------

これが、けっこう効きます。


ぼくが20代に使った方法の、
かなりパワーアップしたバージョンです。

プチ・トラウマでも、
かなり重いもの以外は、消えていくはず。

そのことをあえて思い出してみたときの
『不快感』が少しでも軽くなっていたら、
うまくいっています。


個人差とか、
プチ・トラウマの重さによっても違いますが、
1~5回ほどで、
「思い出しても全く平気になる」ものも、少なくないはず。

ここまでやるだけでも、
無意識にずっと受けていた心身への負担は、
相当軽くなるはずです。

普通に暮らしていて、
腹が立つこととか落ち込むことが「半減する」
ことも珍しくありません。

だから、
プチ・トラウマがありそうな人は、
ぜひやってみてね。


で、ちょっと心配なのは、
↑のやり方でも
「不快感がどうしても残るもの」や、
「不快感が全く変わらないもの」です。

いわばまあ、
中ボス・大ボス級のやつ(プチ・トラウマ)ね。


それには、
専門スキルか、専門グッズが必要です。


そんなわけで、
楽ゆる式のスキルは11/19(日)の講座で公開するし、
すぐ使えるグッズについても、
追って紹介したいと思ってます。


というわけで、
がっつりも宣伝も入りましたけど(笑)、
ここまでの内容で楽になる人や
楽になる部分も相当あるはずだからね。


特に、

□ 自律神経の状態が安定しない
□ メンタルがほぼいつも不調
□ 食べものをちゃんとしても内臓の不調が変わらない

という人は、
今回紹介したセルフケアを、ぜひ試してみてね。

そして、嬉しい効果があったら、
ぜひ教えてください。


ではでは、今日もお大事に。
「普通では手が届かないところ」には、
普通じゃないお宝があるよ。当たり前だけど。