楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「キレイな目標」より【不純な動機】のほうが強い

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動機なんて「不純」でOKに決まってる。
あとから育つものなんだから。

――きのう、そう思ったんです。

 


「志とか目的とか理由とか目標とか、
 そういう人生の指針になるようなものが
 自分にはないんです……」

って悩んでる人がいてね。


……うん、気持ちは、わかる。

とても人間らしい悩みなんだけどね、
たぶん、「きれいに整ったお話」の影響を、
真に受けすぎてるんだと思う。

たとえば、

ニュートンが「りんごが落ちるところ」をみて

万有引力の法則を思いついた……

というのは、ちょっとだけウソです。

(わかりやすい説明として使われたエピソードだそうです。

 それも含めてすごいけどね)



世界を変えたいとか、
誰かの役に立ちたくて……
という気持ちは美しいし隙がないし正しい。
「のちに」そういうことを語る人が大多数です。

ただ、
「そこから始める」ことは必須条件じゃない。

だって、
どんなに見事なバラの花だろうと、
種のころは地味だもんね。

(たぶんただ黒くてイゴイゴして不細工でしょう。
 知らんけど)


動機は不純でいい。
「もてたい」でも「痩せたい」でも「儲けたい」でもいい。
しばらくは下手クソでいい。
美しさや正しさを求めるのは、
色々うまくなった後「が」いい。


そうじゃないと、自分が見えなくなるからね。

どんなに美しくて正しかろうと、
自分の根っこに馴染んでない理由で動いたら、
不自由になる。
自分の中の「一番強いエンジン」が止まる。

「自」分の理「由」で動くことを自由という。
……なんて言われかたもするけれど、
本当に、そうだと思います。


正しくありたい人こそ、
「あとからだとしても不純な動機を探したほうがいい」
ぐらい、大事なことだと、ぼくは思います。

本音と接続してる人には、勝てないもん。
エネルギーの補給量がぜんぜん違うから。


だから、たまに自分に
聞いてあげたらいいと思うんです。

なんでそれ、やりたいんだっけ?
最初、どんな理由だったっけ?

なんでそれ、やめられないんだっけ?

それ、ほんとう?

それ、外からきたやつじゃなくて、
自分の理由?


ひょっとしたら、
「人には言えない理由」ぐらいのほうが、
強かったりするものかもね。

不純というか、赤裸々というかね。


ではでは今日も、お大事に。
ぼくが整体に興味をもった最初の理由は、
「無料で自分を治せるかも知れないから」でした。
(@小学生)