「もしかして、この感じ、うつ病かも……」
――そんなふうに悩んでいる人が、いま、
驚くほどたくさんいます。
なぜなら「基準があいまいで判断が難しい」から。
そこで、この記事では、
うつ病の特長的な初期症状をお伝えします。
うつ病かどうかをチェックする目安になるものです。
治療が必要か、不要か。
具体的な目安があるだけで、精神的にスッキリすることも
多いものです。
また、知らない人が多い「薬以外の改善策」についても
紹介していますので、ぜひ知っておいて頂けたらと思います。
- ■ うつ病の初期症状、セルフ・チェックテスト
- ■ うつ病とは、そもそも、どんな症状?
- ■ 自分でも気づいていないうつ病の初期症状時の行動
- ■ 初期症状のうちにうつ病を改善する価値
- ■ うつ病になる最大の原因とは?
- ■ 薬なしでもできる「うつ病の初期症状」ケア方法
■ うつ病の初期症状、セルフ・チェックテスト
早速ですが、チェック・テストをしてみましょう。
↓の初期症状リストに、どれぐらい当てはまるでしょうか。
□ 落ち込みがなかなか回復しない
□ 寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまう、反対に朝が辛い
□ 以前は楽しんでいたはずの趣味などへの興味が低下している
□ 理由なく急に涙ぐんだり、死にたいと感じたりすることがある
□ 体の病気はないのに疲労感が強い(疲れがやたら抜けない)
□ 食欲不振やストレス性の食べ過ぎなど、食事の変調が続いている
□ 仕事に集中できず失敗が多い
ちなみに、とても大切なポイントとして、
「そんな日もある」というのは、
誰にでもあることです。それほど深刻ではありません。
要は、
「↑のような日のほうが多くなってしまっている」
かどうか。
つまり「回復が遅い」とうつ病の恐れが強くなってくる、
というわけです。
ただし、初期症状のチェックテストだけでは、
「まだハッキリとは判断しにくい」という人もいます。
そんな方のために、
もう一歩、判断基準に使える基礎知識を
知っておきましょう。
■ うつ病とは、そもそも、どんな症状?
ひとことでいうと、
精神エネルギーが一定以上、低下してしまった状態が
「うつ病」と診断されます。
ただ実は、
ひとくちに「うつ病」といっても程度の差、
症状の種類は人によって様々です。
血液検査などで正確にはかるような方法は、
まだ普及していないので、
お医者さんによっても見方が変わったりします。
では、どう考えたらいいか。
↑の「うつ病の初期症状チェックリスト」に
当てはまったからと言って、うつ病とは限りません。
ただ、
「心身のエネルギーが低下している」
「放っておいたら、うつ病になるリスクが高い」
という2点は、明確に言えるでしょう。
整体的に言うなら、
自律神経がかなり弱っていないと、
↑のような初期症状が出て来ないからです。
となるとやはり、
初期症状のうちにうつ病に気づく価値は、大きいです。
そこで……
■ 自分でも気づいていないうつ病の初期症状時の行動
もう1つ。
別の角度からのチェックを紹介しましょう。
先ほどは「初期症状」でチェックしましたが、
今度は「ありがちな行動」でのチェックです。
こちらは感覚が介入しない「実際の行動」でのチェックなので、
さらに明確になるでしょう。
(まわりの人に見てもらうにも、こちらが向いています)
□ 休日に外出したり、旅行に行く回数が減った
□ 「この1ヶ月で試した新しいもの・こと」を、すぐに言えない
□ バランスが悪い食事が普通になってしまっている
(食べ過ぎ・飲み過ぎ、または食事を抜く、適当に済ます)
□ 質の低い睡眠が普通になってしまっている
(6時間未満、時間が不規則、布団で寝ない、お酒で寝る など)
□ 上司や同僚との会話が、以前より減っている(or 負担に感じる)
□ 約束に遅れてしまうことが増えた
□ 仕事などで、ミスが増えている
……いかがでしょうか。
簡単に共通点をあげてしまえば、
無関心・無気力・注意低下ということが、
こんな風に仕事や生活に影響してくる、というサンプルです。
全然当てはまらないなら、安心材料と考えてもらっていいと思います。
ただもし、当てはまるものが多いなら、
早速でも、後で紹介するケアを始めて下さい。
■ 初期症状のうちにうつ病を改善する価値
うつ病にも、段階があります。
今回はあくまで
「初期症状のセルフ・チェックテスト」でしたが、
段階が進むと、どうなるかというと……
▼軽症うつ病……社会生活に支障がある状態
▼中等度うつ病……日常生活に支障がある状態
▼重症うつ病……日常生活をおくれない状態
というふうに、深くなっていきます。
当然、初期をこえて症状が深くなればなるほど、
回復には時間がかかります。
また、決定的なこととして、
「回復のための意思力や行動力がひどく弱まる」
という問題が出てきます。
もしそうなってしまっても、
もちろん回復はできますが、
薬の力を借りる必要が出てくるでしょう。
だから、初期のうちに……まはた、
その手前の「予備群」のうちに、
手をうつ価値はとても大きいのです。
そして、うちの整体院のお客さんにも
本当に多いのですが、うつ病を初期症状のうちに
チェックして気づき、回復できたら……どうなるか?
「メンタル疲れへの対処力」が、グンと上がるのです。
断言しますが、このスキルは、
一生を支える大切な力となります。
仕事の充実にも、
プライベートの充実にも、
もはや、欠かせないものでしょう。
■ うつ病になる最大の原因とは?
うつ病というと難解なイメージがつきまといますが、
「うつ病になる原因」は、シンプルです。
↓のような習慣が「ない」または「崩れた」状態が
長くなってしまうと、うつの原因が蓄積されていきます。
● 心と体の休養
● ストレスの少ない環境(自宅だけでも)
● 栄養バランスのいい規則正しい食事
● 散歩など適度な運動(激しくなくて良い)
● 睡眠の適度な量と質
● 自分なりのストレス解消
ちなみにこれも、
最初の「初期症状のチェック・テスト」と同じですが、
たまに守れない日があっても、いいんです。
あくでも、
「長期間できてないとヤバいぜ」ということ。
逆にいうと、
これらの項目を満たせる日が1週間の中で1日でも
増やせたら、その分だけ「うつ病から遠ざかる」ということです。
とはいえ、
仕事や生活の事情はそれぞれですから、
なかなか↑の条件を満たせない人も多いでしょう。
そんな人のために、
短時間でできる対策を最後にお伝えします。
■ 薬なしでもできる「うつ病の初期症状」ケア方法
もしかしたら、
うつ病の初期症状のチェック・テストを見て、
お気づきになった人も、いるかも知れません。
実はあの内容って、
「自律神経失調症」と言われる症状と、
そっくりなのです。
ほとんどイコールというぐらい。
実際、西洋医学でも東洋医学でも共通して、
「自律神経失調症を放置すると、うつ病に近づく」
という見解があります。
つまり、
うつ病のベースには「自律神経の不調」があるということ。
もっといえば、
自律神経のケアを普段からしていれば、
うつ病はかなり防げるし、重くないものであれば、
改善だって期待できる、ということです。
その証拠のように、
楽ゆる式の自律神経ケアで、うつ症状が改善したという
うれしい声が、たくさん届いています。
中でもオススメなのが、
最近大人気のこの動画です。
●自律神経失調症の治し方
~ 代表的な症状でわかる自律神経チェックと、神経までゆるむストレッチ~
今回のうつ病の初期症状のチェックテストに
多く当てはまった人は、
ぜひこれをやってみて下さい。
できれば、覚えて、習慣化してあげて下さい。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
今回紹介した「うつ病の初期症状チェック・テスト」は、
周りの人の変調に気づく材料としても、有効です。