「気って、健康にどう影響するんですか？」
10月9日(日)に開催する
「楽ゆる式経絡リリース」というクラスによせて、
こんなご質問をもらいました。
「氣」
いろ～～～～～……んな説明が、
それこそ、100通りぐらいあるんですけどね。
ぼくが１番に好きなのは、
「気って、電気みたいなもんだよ」
です。
たとえば、
スマホもパソコンもTVも、
電気がないと動きませんよね。
どれほど、すべてのパーツが揃っていて優秀でも。
人間にとっての「気」も、それと同じです。
筋肉や内臓や脳がどんだけ良い状態でも、
気がしっかりしてないと、働けない。
面白いことに、
気に関する表現をいくつか並べてみると……
「気が入らない」 ＝ 機能低下
「気力がわかない」 ＝ やる気や動力低下
「気絶」 ＝ 一部機能停止
こんな感じで、
それこそ電気製品でいう
「バッテリーが弱ってる」ときと、
とてもよく似てますよね。
実際、
「人体を流れる気も、電気と空気の混ぜ物である」
と考える説もあります。
（こっちも面白いよねー！）
そんなわけで、まとめましょう。
気がなぜ、健康に影響するのか？
――という質問に戻るなら、
その答えは、
「バッテリーみたいに、
全身の機能やパワーを左右しちゃうからです」
ということになります。
じゃあ、
ぼくがお伝えしている「経絡リリース」って
何なのか。
なんで必要なのか。
それはね、
アレを思い浮かべてもらうと、わかるんです。
昔のホラ、
ファミコンとか古いラジカセとかって、
電線のコードが曲がったりすると、
プツッて切れたりしたでしょう？
（おかんの掃除機によってゲームが切れて
ドラクエ３のデータが消える事件とか、あったよね）
……って、これはもう
３０代以上じゃないとピンと来ないかな（笑）
今だって、たとえば、
スマホの充電器がダメになるときって、
たいてい電線コードが弱って、
「接続が悪くなる」ところから、でしょう？
そうそう、
つまり電気類って「接続」が大事なんです。
電気の量ももちろん大事なんだけど、
「ちゃんとつながってる状態」じゃないと、
やっぱり本体が働けないわけです。
で、もちろん、
この問題は人体でも一緒です。
人体でいう電線コードは「神経」なんだけど、
それがよく曲がるところは、痛みやすい。
すると、
「気の接続が悪いところ」ができちゃうんです。
そこが、正常に作動しなくなる。
さて、
人体でよく「曲がるところ」といえば？
――そう、関節ですね。
だから、
首、肩、腰、膝といった
関節付近は問題が出やすいし、
ツボもたくさんあるんです。
（ツボ＝修理ポイント＝よく故障する場所なため）
ちなみにツボっていうのは、
電線コードたちの「交差点」にあります。
「経穴」（けいけつ）ともいいます。
このツボたちを
「似た役割のグループごとに線にしたつないだもの」が、
経絡（けいらく）です。
経絡は「気の通り道である」という説明もされますが、
要するに、電線コードみたいなものですね。
（例）胃を働かせる気の通り道は「胃経」 など
つまり、
この「経絡」が曲げられたりして詰まって
接続が悪くなるから、体のいろんなところに
「機能不全」ができてしまう。
だから、
汚れや疲れやこりや痛みや病気のもとなんかを
「お掃除」したり「お修理」したりが遅くなる。
……または、できない状態になる。
その「致命的ともいえる詰まり」を解消するのが、
ハリだったりお灸だったり指圧だったり、
するわけです。
ある意味、
「配線のつなぎなおしなどの電気工事」
みたいなことを、やってるんだね。
で、たとえば、
体の中にはたくさんの電源コード（経絡）があって、
そうだな、
これもわかりやすくたとえるなら……
・暖房
・冷房
・除湿機
・加湿器
・掃除機
・水洗トイレ
・マッサージ機
みたいな機械（組織）につながっていて、
体の環境を整えてる。
そういう電源コード（経絡）が、
体の中には１４本あります。
主なものだけでもね。
それらはどれひとつ欠けることなく、
ぼくらを元氣で強くて楽しい状態に
しておくために、必須です。
ただし、
「機能不全」になってるものが、けっこう多い。
なぜなら、
「接続が悪いから」……でしたね？
曲げることが多いと電線コードはダメになりやすいって
お話をしたけど、ここでほら、
ぼくらの生活、思い浮かべてみて？
首も腰も肩も……
曲げてる時間、すげえ長いでしょう？
（だから姿勢って大事なのね）
そう、そんなわけで……
体の中の氣や電気のネットワークを
超効率よく整えるのが、
「楽ゆる式 経絡リリース」です。
あ、最後に
ちょっとだけマニアックにいうなら、
「気の詰まり」にも、大きく２つあるんです。
気が多すぎて渋滞してる詰まりと、
気が少なく過ぎて流れられない詰まりとね。
川の水で考えるとわかりやすいけど、
水量が多すぎると暴発して色々破壊するよね。
でも、水量が少なすぎたら、何も流せない。
過不足、どっちもアカンのです。
だから実は、
「ツボ刺激」にしても、本当の本当は、
●氣が多すぎるツボへの刺激法 と
●氣が少なすぎるツボへの刺激法 とは、
別の方法で、やらないといけない。
（たとえば、
多すぎる気を抜くのが得意なハリと、
足りない氣を温めて補うのが得意なお灸のように）
そこまで考えられたら、
すごい効果になるんだけど、
１つ問題があってね。
ツボの気がいま、過剰なのか不足なのかを、
読み取れないといけないんです。
……そう。
これがめっちゃ難しくてね。
達人じゃないとできない。
そのために
ハリとか灸とか漢方の先生は、
「脈」を診るわけですね。
ただ、
ここにも「突破口」はあって、
〝中庸にもっていくツボ刺激〟の方法が、ある。
氣が過剰だろうが不足だろうが、
ゼロにもっていける。
それでこそ、安心して使えるし、効果が大きいんです。
「その刺激法」を伝えたい、というのが、
経絡リリースの一番の目玉です。
もちろん、
１４の経絡をスーパー早く整える「神ツボ」も
価値は非常に大きいんですけどね。
ツボそのものの価値と同じ……じゃないな、
それ以上に、
「ツボの扱い方」のほうが、大事なんだよね。
というわけで、
最後のほう、めっちゃマニアックに
なっちゃいましたけども……
健康と気の関係について、
ぼくなりに説明してみました。
興味があれば、より詳しいところを
チェックしてみてね。
●10月9日(日)
「楽ゆる式 経絡リリース」 ※初級未経験でも、単発でも参加可
～ 「神ツボ」で達人レベルの「氣治療」を実現する方法 ＋ α～
https://www.ht-b.jp/erm/3jokyu/ex3energy_flow.html
※このクラスはまだ動画教材がありません。
ではでは、くれぐれもお大事に。
このスキルのすごいところは、すべてを
「自分自身にも全く同じようにやれる」から、
セルフケアとしての効果がめっちゃ高いことです。
■ちなみに雑学１：
途中の説明に出て来ましたが……
「気の過剰」を陽といい、
「気の不足」を陰といいます。
陰陽理論って、すごく簡単にいうと、
それら陰陽のバランスをとろうぜって、話です。
「陰陽五行」といわれるときには、
ここに木火土金水、という５つの要素が加わります。
で、ざっくりいうと、
陰陽木火土金水というすべてを整えるのが
１４本の経絡（電線コード）です。
ちなみに、
楽ゆる式の音叉が面白いのは、
「特別な技術がなくても、陰だろうが陽だろうが
中庸に戻しちゃうぜ」ってところです。
なので、音叉を持っている人は、
ツボ刺激法の部分は、知らなくても大丈夫。
ただ、
「音叉×１４経絡の神ツボ」の相乗効果たるや、
ものすごいですけどね……
┗┓￣旦￣┏┛フフフ
■ちなみに雑学２
さらにちなむと、
陰のシンボルは月で、陽のシンボルは日（太陽）です。
これら７つの要素を並べかえると……
月、火、水、木、金、土、日。
――そう、一週間になる。
つまりぼくらが
生まれてからずっと親しんできた、
暦（こよみ）なんです。
だから実は、
陰陽五行って、割と身近なものなんだよね。
