楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

3つを超えると、不幸のもと

3つを超えると、不幸のもと



「3つに絞ったほうがいいよ」

今まで、どれだけ多くの人に
伝えてきただろう。強い気持ちを込めて。

 


なぜかってね、
【選択肢が多すぎると、不幸になる】
……どうも、そういう法則があるんですよね。


たとえば、健康法。

「断食も、ヨガも、サプリも、トランポリンもやって、
 サプリも10種類かもっと飲んでいる」
みたいな人って、なんだか、体調が改善しにくい。


たとえば、尊敬する人。

「スティーブ・ジョブズが好き、孫正義もいい、
 イチローを尊敬してる、レオナルド・ダビンチになりたい」
みたいな人って、なんだか、人生に迷ってる。


たとえば、悩みごと。

「痩せたいし、上司は嫌いだし、職場のイスも腰が辛いし、
 コロナなのにマスクしてないやついるし、うちの母親がケチで……」
みたいな人って、幸せがやってくるスキマがない。


3つに絞ってみたら、どう?


「まずは」でいいから。
今はこれ!っていう3つね。

新しい脳科学でも、
「人間は、1度に多くのことはできない」
というデータが出ました。
マルチタスク(同時並行)は、幻想ってことね。


そのせいだと思うんです。

4つ以上の選択肢があると、
「気が散る」んだよね。

この「気」の中身が大事で、
本気、根気、気力、気長、心気、気配り……
そんな重大なエネルギーが
「散って」しまう。
散って、弱って、やがて消える。

そりゃあ、何にしたって、
うまくいかないよね。


しかもね、
選択肢が多くなると、ストレスが増えます。
選ぶのって、大変だからね。

たとえば、
30種類以上のランチが食べられるお店があったら、
全部を把握するだけでも、大変です。
たぶん、途中で、
「ねえ、オススメはどれ?」って、思うでしょう?
選べないもん、そんなの。


そして、もう1つ。
実はすごく大事なポイント。

1つを選んで食べたとしてね……
それが、運良く美味しいものだったとしても、
「後悔」が残りやすいんです。

なぜなら、
「もしかしたら、残りの29種類の中に、
 もっと美味しいのが、あったんじゃないか」
って思っちゃうから。

つまり、
食べられなかった『未練』の候補が29個ある、
ってことだから(笑)

これ、なんとなく、わかりませんか?


つまり、選択肢が多いと、
選ぶ前のストレスだけじゃなくて、
選んだ後のストレスまで、足されるってことね。

しかも、最初にふれたとおり、
選んだものも「気が散ってる」から、
ちゃんと味わえてない。

え?

ということは、

●やる前
●やってる最中
●やった後

……ぜんぶ、マイナスに働くってこと?


……そうなんです。
だから多すぎる選択肢は「不幸のもと」なんです。



さて、じゃあ、このへんで、
いつも通りな感じで、
話を大げさにするよ?(笑)


この法則は、
人生全般に、当てはまります。


4つも5つも選択肢があると、
……というか「あるつもり」になっちゃうと、
気が散る。
ストレスになる。
後悔が増える。
不幸のもとになる。


ぼくは、真剣に考えちゃうんです。

「YouTuberにも、インスタグラマーにも
 投資家にも、芸人にも、キャバクラ嬢にも、銀行員にも、
 サッカー選手にも、プロ棋士にも、なれる」

ように「見えててしまう」環境って、
本当に、幸せを増やしているのか?


YouTubeで、
いくらでも好きな動画を見られる子どもは、
1台しかないテレビをかじりつくように兄弟で見てた子より、
幸せが増えていくのか?



「選択できないこと」でしか、
鍛えられない心や能力って、ある。

「選択できないこと」を終えた後に、
得られる喜びも、ある。


もちろん、
「選択肢がない」というのは、辛い。

でもね、
「選択肢が多すぎる」のも、実は辛いんです。



だから、思うんです。

ひとまず、
3つまでに絞ったほうがいい。
(足りないなら、3つまでなら増やしたほうがいい)



まずは、何を解決したい?

そのためにまずは3つ、何をやってみる?

3つにするために、省く・または保留にしてOKなのは、どれ?


そう自分にチェックするクセがついたら、
「エネルギーの浪費」がかなり防げるはず。

それはイコール、不幸の予防法。
そして、うれしい成果の、増殖法です。

「4つ目以上は、まぼろし」って思うのも、いいかもね。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
大事なことが「絞れてる」人は、迷子にならない。