楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

サッカー日本代表と、健康な体の共通点

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サッカー日本代表が、見違えるように強くなりました。
 
コロンビアには2:1で勝利。
セネガルとは2:2で引き分け。
しかも「後から追いついて」です。
 
なぜ急に、ここまで?
 
その理由は、
「健康になっていく体」に起きる変化と、
とても似ているところにありました。

 

連動性。
 
これが今回の結論です。
 
サッカー日本代表は「連動性」が上がって、強くなった。
健康になっていく体も「連動性」を取りもどして、強くなる。
 
面白いものですよね。
 
サッカー日本代表なんて、ちょっと前とは
「まるで別のチームのよう」です。
 
● 集中力が切れてしまう選手が激減し
● 「今やるべきこと」を全体が理解しているようで、
● 「判断が早くて迷いがない」からスピード感があって、
● 攻めれば点が入りそうなワクワク感があり、
● 失敗しても「惜しかったな」と思えるぐらい、
 「あれをやりたかったんだろうな」と意図・イメージが見えて、
● 守りも組織的でガツガツいっているため、
 
見ていて面白さが段違いです。
 
特に、ぼくが個人的に決定的だと思う変化は、
 
「選手が楽しそう」
「選手同士の会話が増えた」
 
という2点です。
 
もちろん、
多くの要因があったんでしょう。
 
 
サッカーの面白いところとして、
「かけ算」がすごく多いんですよね。
 
スター選手がいくらいても、
それが「かけ算」になっていないと、
チームとしては全然強くなかったりする。
 
●監督の作戦をメンバーがちゃんと理解しているか
 (監督との「つながり」がいいか)
●攻める選手たち同士の息はあっているか(「つながり」はいいか?)
●守る選手たち同士の息はあっているか( 〃 )
●攻める選手たちと守る選手たちの息はあっているか( 〃 )
●現場で生まれる一瞬のアイディアを
 チームで共有できるか( 〃 )
 
……ということが、すごく大事で、
この「つながり」が「かけ算」。
 
それで、
「一丸となったプロ集団の強さ」になれるか、
「バラバラな個性派の群れの弱さ」に堕するかが、
分かれてしまう。
 
だから、
「世界一レベルの選手がゴロゴロいるけど、
 つながりが弱いチーム」は、
「平均ちょっと上ぐらいのレベルの選手たちが
 一丸となっているチーム」に、負けたりします。
 
ちょうど今、
なんども世界一になっているメッシのいる
アルゼンチンが、予選で苦戦しているように。
 
 
面白いものですよね。
「かけ算」だから、奇跡が起きる。
もし「足し算」だったら、スターの多いチームには、
決して勝てませんからね。
 
 
この「かけ算」「つながり」を、
もう少しちゃんというと「連動性」なんです。
 
 
日本代表は連動性が段違いによくなりました。
だから、まるで別のチームように、強くなった。
 
ワールドカップって、
「普段は別々の場所でやっている選手たち同士が
 急造で集まって短期間で何とかチームになる大会」です。
 
だから、
「いかに連動性を上げられるか」で、勝負が分かれます。
(連動性が高いチーム同士になると、個の能力が
 ものを言ってきますけどね)
 
 
 
同じことが、体にも言えるわけです。
 
個々のパーツの強さじゃなくて、
「連動性」なんです。
こっちが「全体の強さ」を決めてしまう。
 
肩こりをよくしたかったら、腕や首とのつながりをよくして、
「疲れにくく」しないと、キリがない。
腰痛をよくしたかったら、お尻や脚とのつながりをよくして、
負担を減らさないと、キリがない。
 
だから、
1つ1つの筋肉を個別に鍛える筋トレのやり方って、
ちょっと不自然なんです。
全体がよくなりにくい。連動性が「むしろ落ちる」こともある。
 
全身またはグループで「一緒に使う」ことで連動性はあがります。
全身運動もそうだし、
肩全体を巻き込む動きもそうだし、
下半身全体をつかった体操もそうです。
 
だからぼくの体操は、
「一部だけ」を使うものが、ほぼありません。
 
特定の筋肉をターゲットとしたストレッチでさえ、
「呼吸筋を通して体幹を巻き込む」ために
ホーホッ・ホッ・ホッ・ホッ・ホーって呼吸をするし、
「いつも一緒に働く反対側の筋肉(拮抗筋)も巻き込む」
ために、まず反対側に「振りかぶる」わけです。
 
 
「孤立」させてはいけない。
 
 
これはきっと、
強いチーム、強い体を考えるために、
決してはずせない原則なんだと思います。
 
 
そんな目でサッカーを見てもらったら、
また面白さが違ってくるかも知れませんよ?
 
ぼくには、メッシが孤立しているように見えます。
アルゼンチンのメンバーや監督、もはや国全体が
メッシを「頼り過ぎる」ことで、
彼自身は、縛られるような不自由さの中にある。
 
 
日本代表に顕著に見られる変化……
 
「選手が楽しそう」
「選手同士の会話が増えた」
 
この2つは、
「連動性」が大きく上がったことの現れだと思います。
 
その逆に、
アルゼンチンにはそんな気配が全然ありません。
メッシのまわりにあるのは、
ただただ重たいムードばかりです。
会話もほとんどしないですしね。
 
 
ぼくたちの体は、
いい感じで連動しているでしょうか?
 
全身を一緒に使うような、
体同士の会話が増えるようなこと、
日々の中に、あるでしょうか?
 
 
ますます面白さを増すサッカーをサカナに、
そんなことを思いました。
 
 
ぼくのまわりに、
サッカーファンが増えますように(笑)
 
 
■全身の連動性があがるサンプルは、↓ です。