改めて、感じているんです。
ぼくの健康意識って、別に高くない。
「中の下」ぐらいだな、と(笑)
そう思ったきっかけは、
ちょっと前に出した、味噌の記事です。
(参照↓:「いい味噌、ダメな味噌」)
これを受けて、
「先生、もっといい味噌は、こうですよ!」
「通販で超こだわりの味噌が買えますよ!」
……といった声を、たくさん頂いたんです。
「ありがたいなぁ」と思いつつも、正直、
「みなさん、ぼくよりずっと意識が高いなぁ」と
感じました。
そして、ぼくの本音として、
「あんまり大変な手間ヒマをかけたくないな」
という気持ちが、浮かんで来たんです。
どうやらぼくは、そんなに健康意識が高くないんですね。
改めて、それを再認識しました。
お金、時間、体力、手間といったコストが低い方法で、
健康になりたい。
なぜか?
1つは、悲しいことがあったからです。
ぼくが自律神経失調症で辛かったとき、
「健康法をやる気力も湧かない」という時期がありました。
その頃に、
「つべこべ言ってないで、毎日40分、散歩さえすればいい」
って、ある先生に言われたんです。
あれは……悲しかったなぁ。
「できて当たり前とされることもできない」という自分が、
ひどくダメな人間に思えたからです。
情けなくて、情けなくて。
ぼくは、二度とあんな思いをしたくない。
だから、ぼくにあるもう1つの理由は、
「不当な情けなさを、ぼくに関わる人に味わわせたくない」
ということです。
弱ってたら、仕方ないことって、やっぱりあるから。
それなりの事情があって、困ってるわけですしね。
だからぼくは、
お金がそんなになくても、
時間が多く取れなくても、
センスが良いわけじゃなくても、
自分に自信がなくても、
難しいことが苦手でも……
「それでも大丈夫なもの」が、好きです。
健康法は特に、そうであって欲しい。
そうであってこそ「やさしい」と思うんです。
ぼくは、健康意識が低い。
でも、それでいいんだろうと思ったんです。
そのほうが、
「特別な人じゃなくてもできること」を、
工夫してつくっていけるから。
きっとぼくの主戦場は、そこなんでしょう。
もっと意識が高い人向けの情報を発信する人もいます。
でもきっとそこは、ぼくの領域ではないんでしょう。
難しいこと、嫌いですしね(笑)
ただぼくは、
「難しいことを簡単にする」ためなら、
しつこく考えて、調べて、工夫することができる。
なぜなら、
「俺の低い健康意識でもできるようにしたい!」
という執念は、強いから(笑)
そうなると、
「せっかくすごいものを簡単にできたんだから、
他にこれ、喜ぶ人、いるんじゃない?」
って、始まるんです。
……そうですね、
ずっとそんなことばかり、して来たんだなー。
その気持ちが、ブログになり、
動画になり、本や教材になっていった。
だからきっと、
「中の下」でしかない意識って、
悪いことばかりじゃないんです。
ほんと、くり返し思うんですよ。
健康は大事だけど、
健康よりもっと大事なこと、あるからね。
だから今後も、
「意識が高くない人でも効果を出せること」
を、大事に発信していきます。
あ、もちろん、それは、
意識が高い人を相手にしない、というわけではありません。
敬意ももちろんありますし、
ぼくのメソッドを意識が高い人がやろうもんなら、
「鬼に金棒」ですからね。
そういう目で、自分のことを見ていけたらいいかな、と。
そういう目で、楽ゆる式を見てもらえたらいいかな、と
そう思い直したとさ。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
信長が「長い槍」や「鉄砲」を重視したのは、
「弱い人でも強くなれるから」だったらしいよ。
わかるわぁ……。