イカは腎臓にいい。
これ、意外じゃないでしょうか?
ひと昔まえ、とある知人が
「イカなんて、歯ごたえだけのやつでしょ?」
という失言によって、
ぼくに15分にわたるお説教プレゼンを喰らった事件は、
一部で有名です。
しかもこの時期、めっちゃ体にいいのよ?
というわけでね、
「渋谷区本町3丁目かいわい屈指のイカ好き男」のプライドをかけて、
ちょっとだけ紹介させて下さい。
●その1。
まずは栄養面について。
イカはコレステロールが高いと敬遠されてきたんですけどね。
最近は肝臓の働きをサポートするタウリンとか
良質のたんぱく質が豊富に含まれていることで、
「生活習慣病を改善する食材」として注目されています。
まとめていうなら、
◎肝機能を高める効果
◎生活習慣病の予防・改善効果
◎視機能を改善する効果
こんな感じね。
●その2。
東洋医学でみた効能(属性)について。
イカは、
腎臓を養い 血液と潤いをおぎなう力をもってます。
まとめると、
◎血を補う
◎潤いをもたらす
◎月経(ホルモン系)をととのえる
◎胃腸の働きを整える
という感じ。
なので、
□ 婦人科系の悩みをもっている
□ 足腰が弱い(腰がだるくなりやすい)
□ 体力が落ちている、元気が出ない(生命力)
□ のどが渇く
□ 肝臓に心配がある(お酒やストレスが多め)
□ 目がかすむ、疲れる
といった人には、とてもオススメの食材です。
そして、
特にいま……秋に良い理由もあります。
この季節って、
空気が乾燥してきて肺にダメージがあります。
だから咳も増えてくるよね。
これは以前も書いたかな。
で、実は、
これとつながっているのが腎臓。
肺と腎臓は母と子のような関係なんです。
空気の乾燥は肺をとおして、体にも影響します。
つまり外気の乾燥が、体の乾燥にもつながっていて、
水分調節をする腎臓にも負担をかけるわけですね。
結果、この時期は、
体のあちこちがむくんだり、
逆にのどが渇いたり、寝汗をかくようになったりと、
肺・腎臓系の症状がたくさん出てきます。
で、それを放っておくと、
風邪などの感染症にも弱くなってしまう。
冬にかけて、それは怖いよね。
……とまあ、
そういう寒い時期の不調の「もと」を
改善するのに、イカが役立つわけですね。
しかも、
「エリンギ」と一緒に食べると、
肺や腎をたすけるパワーがさらにプラスとのこと。
イカとエリンギの醤油焼きとかね。
最高なはずです。
生のイカをさがくのが大変だったら、
冷凍でもいいし、焼いてあるイカを
炒め直してもいいしね。
ちなみに今回、
調べてて驚いたんですけど……
「日本は世界のイカの年間漁獲量の
2分の1を消費しており、世界第一の消費国です」
ですってよ!
イカ食う人類の半分を、日本人が占めてんの!?
すっげーーーー!
そりゃあ、
言うまでもなく世界一でしょうよ(笑)
ぼくら「イカ族」だったのね。
たしかに、
イカだったら季節に関係なく、
いつでもスーパーで買えるもんね。
そんなわけで、
旬のケアとして、ぜひご参考に!
ではでは、今日もお大事に。
イカとかタコって、海の生き物の中でも異質ですよね。
宇宙人説があるのもうなづけるわぁ。